Apfelstrudel

道の途上

2017-11-26から1日間の記事一覧

2017.11.26 このブログについて

Twitterアカウントが @durationes の人。 たんにブログのIDが気に入らなかったという理由で、ブログを作り直した。今後はこちらのブログを更新していきたい。 ブログを移行するのも一苦労であるし、近況報告を行うのにも一苦労である。次に時間ができたとき…

2016.12.25 クリスマス

今日はクリスマスで、かつ安息日である。私は初めて教会に行ってきた。ひとりで。 初めは行くのに抵抗があった。書物において宗教を眺めるのと、実際にその場を体験するのはやはり異なる。教会に向かいながら、本当に私はこれから教会に行くのか、やはりやめ…

2016.12.16 深夜

最近はよく空を見上げる。とりわけ、月を眺める。 太古の人々は、月を眺めて何を考えたのだろうか。毎晩月を眺めてみると、毎日同じくらいの時間にある決まった場所から月が現れ、日によって形が変わったりする。しかもその形の変化の周期が潮の満ち引きと関…

2016.10.02 落日

夏はいつの間にか終わっていた。太陽は日々に新しい。同じ川に二度入ることはできない。同じ夏は、二度と来ない。 夏休みは始まる前が一番楽しかったりする。自分のやりたいことをあれやこれやと夢想して、結局やれたことはどれほどあるだろう。 いつまでも…

プラトン『パイドン』一読

《われわれはどこから来て、どこへ行くのか》それは哲学的に原初的な問いでありながら、しかし自己に対して切実な問いである。 ソクラテス以前の哲学者たちは、専ら《自然(フュシス)とは何か》について考えていた。ソクラテスにおいて、初めて《善く生きるこ…

プラトン『クリトン』一読

ソクラテス以前の哲学者たちは、世界とは何か、自然とは何か、について考えていた。例えば最初の哲学者と評されるタレスは、万物の始源は水であるとした。アナクシマンドロスはト・アペイロン(無限なるもの)を考え、アナクシメナスはアーエール(空気)を考え…

プラトン『ソクラテスの弁明』一読

孔子、ブッダ、イエス、ムハンマド、そしてソクラテス――古来「聖人」と呼ばれてきた彼らは、自らは書物をひとつも著さなかった。彼らがいかなることを語りそしていかに振舞ったか、それは主に彼らの弟子たちの証言を通して知られるのみである。 ソクラテスが…

プラトン『エウテュプロン』一読

ポケモンGOの配信が開始されたときに、流行りに乗じて「プラトンGO」を始めようと決めた。すなわち、プラトン全集を1巻から読み進めようという試みである。 しかし若干のポケモンGOユーザーが3日で飽きたように、私の試みも長続きしなかった。夏休み期間中は…