Apfelstrudel

道の途上

2018.02.23 ひとつの愛

1万字程度のレポートを書いた。いくらか論証を抜かしてしまったが、限られた時間で妥協はしなかった。これが今の私の実力である。ここはひとつ、長文を書いたという事実によって達成感を得ておく。

いつもお世話になっている、大切な人へ向けて書いた。その人を思い浮かべながらテーマを考えたら、「スピノザ『エチカ』における愛の概念について」というタイトルが付いた。書いている途中何回も挫折しそうになったが、その人に渡したいという意地によってなんとかやり遂げた。非常に感謝している。僕はその人に近親者のような愛の感情を持っている。

もうひとつの意味合いとしては、卒論の準備作業をこの時期に行っておきたかった、というのがある。1万字書くという感覚はどのようなものか、現時点でどれだけテーマの本を読めているのか、卒論テーマを書く際の思考の過程はこれで正しいのか、などの確認をしておきたかった。その目的は不完全ながらも達成された。

なんにせよこれで一区切りである。大学生活はあと四分の一。特段焦りはしないが、やるべきことややりたいことは山積みである。とにかく求めること。この一年がおそらく一番楽しいはずである。