Apfelstrudel

道の途上

2017.11.28 晩秋

抽象的に記そうと思う。一定数の人々にとっては具体的に何を語っているかがわかるだろう。まとまっているかはよくわからない。

壮絶な4ヶ月を終えた。本来こういうことを周囲の目に触れる形で書き残すことはよくないのだが、今回の自分の役回りを、これを見ている人が経験することはないだろうから、今回ばかりは問題ないだろう、と判断した。

この4ヶ月の間に、大きなイベントが3つほどあった。そのうち2つで、イベントの責任者というか、欠かすことのできない役職についていた。

7月末、いつの間にかタスクが山積していた。というよりは、山積していることがわかった。もう少しこれから半年間ほどの予測を綿密にすることができていたら、もう少し察しがよかったら、もう少し自分が器用だったら、と幾度となく日記に書いた。

いきなり要求されたハードルの高さに非常に困惑した。今置かれている情況とやるべきことについてとにかく手帳に書き殴った。真っ黒だ。まずい、希望が見えない、どうしたらいいかわからない、とよく周囲に漏らしていた。悩み事リストを具体的に作ったら30個以上リストアップされた。枕を濡らすこともあった。

この4ヶ月のうちで、具体的にいつだったか忘れてしまったが、私としては大きな心境の変化があった。生きていくうちで、自信があるとかないとか、準備ができているとかできていないとか、希望があるかないかとか、関係なしに、ある決断を否応なく迫られるときがある。自分に何ができるか、突然試されるときがある。それはいつ訪れるかわからない。私はそのことを知ると、私がこれをやるんだ、この人生は私こそが生きるんだ、と腹を括った。

以前から私には幼さが抜けていない自覚があった。容姿の面でもそうだが、それ以上に精神面においてである。どうしたらひとつ垢抜けて、自分の抱く理想像に近づくことができるのか。そんなことをウジウジ悩む日々にはある程度区切りをつけることができたのではないか、と思う。

ともあれ、親切な人々の助けもあり、無事にイベントを終了した。現在は比較的静かな日々を過ごすことができている。とは言っても、この期間にできなかったことの埋め合わせをするのに必死である。あと2ヶ月ほどは、真っ黒な手帳からは逃れられないだろう。今一度、腹を括ることにしよう。